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「帯津良一の達者で生きる」8/20放送内容 週刊朝日 養生対談山田太一氏と

「帯津良一の達者で生きる」8/20放送内容 週刊朝日 養生対談山田太一氏と

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8/20の放送は、「週刊朝日 養生対談山田太一氏と」

山田太一氏との対談、喜んで引き受けた。

医療が良くなるため、
本当のぬくもりある医療になるためには患者と医療者と家族や友人が寄り添いあう事が大切。

寄り添いあうには相手の立場、心、生命場に思いをもって寄り添う。
その時、大いなる喜びをもって寄り添い合うのもいいが、
生きることは悲しみでもあるので
喜びだけが人生ではない。

これまでの外科医から中国医療をするようになると
患者の顔をまじまじと看るようになる。

すると、患者が今どのような気持ちでいるのかがわかるようになって来る。

始めた頃は、明るく前向きな患者が病状も良くなるのだと思っていたので
心療内科のチームを作って、
患者さんの気持ちを明るくしようとしていた。

ところが、しばらくすると間違いに気づく。

明るく前向きな気持ちが体を治すのではなく、
病状がいいから明るく前向きになっていたのだった。

その頃、山田太一さんがまとめた本
「生きる悲しみ」に出会った。

様々な人が書いた15編のエッセイをまとめた本。

この中の水上勉のエッセイでは、
人は孤独なる旅人であるとしている。
人は虚空から生まれやって来て
やがて虚空に帰る孤独な旅人。
しみじみとした旅情が
人の生きる悲しみなのだとしている。

山田太一氏は脚本家なので
自分の人生と別のもう一つの世界を築いてそこに生きている。
羨ましい。だからこそ、こういったものを集めて出せたのだと思う。

この「生きる悲しみ」は何回読んでも泣けるような話ばかりが揃っている。
一度読んでいただければ。

詳しくは番組を聞いてみてくださいね。

8/20 9:15~ (再放送 8/23 9:15~)
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