「帯津良一の達者で生きる」2/25放送内容 養生訓ガイダンス
2/25の放送は、「養生訓 ガイダンス」
貝原益軒の「養生訓」に長年馴染んできた。
人間まるごとをみるホリスティック医学をやっているので
生老病死、病気だけのステージを見るのではなく
全てのステージを取り扱うので
医療というものに収まりきれないものがある。
すると医療と養生の統合が必要となって来る。
養生といえばわが国では貝原益軒の「養生訓」がある。
貝原は良い時代と言われた元禄の時代に生きていた。
帯津先生が好きなのは
酒のことにページを割いていて
「酒は天の美禄なり。少し飲めば陽気を助け、血気をやはらげ、
食気をめぐらし、愁を去り、興を発して、はなはだ人に益あり。」
彼が酒を愛していたのがよくわかる。
もう一つ、
「家業に励む事が養生」としている。
ご先祖に感謝してしっかりと汗水たらして働く。
励んだ後の晩酌がまた美味しい。
先生は働く事が好きで休みが嫌い。
正月も3日と続けて休まない。
さらにもう一つ。
「主は客人に酒を強要してはならない」これは当たり前。
その先がいい。
「客人はいつもより多く飲んで、主の気持ちに応える。
二人の共有する場のエネルギーが高まる。
これが本物の養生」
養生訓の研究家、立川昭二さんとの対談で
立川氏は「養生訓は粋な生き方を目指したもの」としている。
長生きや病にならないというものを目指したのではない。
酒を愛し、年の離れた女房を愛し、自然を愛し、旅を愛し、執筆を愛し。
本当に粋な生き方。
「粋の構造」
垢抜けして、ハリがあって、色っぽい。
あきらめが肝心。
自分の生涯の仕事もライバルが現れたら譲る。謙譲の気持ち
命のエネルギーが溢れている時に
フェロモンのような異性をひきつけるようなものが一緒に出てくる。
あきらめ、謙譲、命を溢れさせる。
来月から養生訓の好きな章ごとに紹介解説していく。
お楽しみに。
詳しくは番組を聞いてみてくださいね。
2/25 9:15~ (再放送 2/28 9:15~)
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