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「白川太郎の実践!治るをあきらめない!」2/7放送内容 厳しい研究の世界で得たもの

「白川太郎の実践!治るをあきらめない!」2/7放送内容 厳しい研究の世界で得たもの

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2/7の放送は「厳しい研究の世界で得たもの」

イギリスでの研究生活が始まった中で
冷や水を浴びせられたエピソードを紹介する。

張り切って研究を始めたところで
研究計画書が新聞にすっぱ抜かれるという事件が起きた。

研究者が自分達の研究が素晴らしいものだと
「売り込んだ」と解釈をされ
大学や学会の倫理委員会から袋叩きにあった。

自分達は全く何もしていないないのに。
各種新聞やテレビからもどうしてそんなことをしたのだと糾弾され、
イギリスのNHKにあたるBBC放送が
研究者の倫理はいかにあるべきかという特番まで組まれて
研究チームのボスは取材を受ける羽目になった。

結局は研究申請をしていた委員会の委員長が自分の息子のためにバラしたというのが後にわかったが
何がなんだかわからないまま悪者に仕立て上げられてしまった。

昨日までニコニコしていた人が廊下ですれ違っても険しい顔をするばかりで
四面楚歌状態。

こうなるとデーターで勝負するしかないと
チームメンバーは一丸となって必死になって研究に明け暮れる事になった。

その甲斐があって次々と喘息の遺伝子が発見できた。
やはりオックスフォードの研究チームは素晴らしいとハッピーエンドとなった。

再び手の平を返すように人々は「Taro! Congratulation!」「素晴らしい研究だ!」と賞賛の態度。
ボスもあらゆる国から教授への誘いがかかった。
世の中の裏と表を一辺に見た思いがした。

科学者の世界は一筋縄ではいかない。
オリンピックのように金銀銅があるわけではなく、
世界で最初にテープを切るしか評価が得られない厳しい戦い。

科学者たるものは長いこと発見が出来ない苦しみは耐えがたく、
また、税金で研究をしている以上
何かの役に立たないといけないわけで
三流の話をしてもしょうがなく、
世界でトップの最初の仕事にならなければいけない。

お金も人数もいるチームに勝つには
小さいチームはアイデアだけが勝負。

どうしたら難局を乗り越えられるのかいつも考えていた。

一日18時間働き一生懸命やって来た。
連続してやっていると疲れもわからなくなる。

寝る間も惜しんでやっていると
何が重要で何が重要でないかの取捨選択の能力が身について来る。

これは大きい。
人生で一番難しいのは
今日やらなければならないことがいくもある中で、
どうやって順番を決めて、
重要なことだけやって、どうでもいいことは後回しや、切って捨てていくのかを決められること。

こういうことが出来る人と
出来ない人がいて、

出来る人がきちっとした仕事が出来る人となる。
それがよくわかった。


詳しくは番組を聞いて下さい。


2/7 9:50~ (再放送 2/8 9:15~ )
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タグ:白川太郎