「帯津良一の達者で生きる」3/17放送内容 帯津流養生訓:総論
3/17の放送は、「帯津流養生訓:総論」
ホリスティック医学をやっていると
人間を丸ごとみるので
生老病死、死後の世界も含めて
全てのステージを捉えていく。
なので養生にはとても関心がある。
日本の養生といえば
貝原益軒の「養生訓」
白隠禅師の「八重葎」
佐藤一斎の「言志四録」
特に貝原益軒の「養生訓」は生活全般に細かく行き届いて
何ともよい。
今回から、気に入った章から紹介をしていくが
先ずは第一巻総論の冒頭から。
「人の身は父母を本とし天地を初とす。
天地父母のめぐみをうけて生まれ、
又養はれたるわが身なれば、
わが私の物にあらず。
天地のみたまもの(御賜物)、
父母の残せる身なれば、
つつしんでよく 、
つつしんでよく養ひて、
そこなひやぶらず そこなひやぶらず、
天年を長くたもつべし」
自分は両親から命を授かり、
その両親もそれぞれの両親から命を授かってきた。
ずっと遡ると宇宙が出来た時に辿り着く。
大いなる場の中にいて
大きなエネルギーによって生かされている。
またそのエネルギーを高めるために
その中に身を置いて
一人ひとりが努力をしていく。
だいたい、
この世は階層で出来ていて
家庭
学校や職場
地域社会
国家
地球
宇宙
虚空
階層が我々を包んでいてくれる。
また体の中に目を向けると
臓器
組織
細胞
遺伝子
分子
原子
素粒子
と
体の中も階層になっている。
上の階層は
下の階層を越えて含む。
つまり上の階層は下の階層の要素を全部と+アルファを持っている。
だから下の階層で得られた研究成果を
上の階層に当てはめると無理がある。
例えば人間の階層に作られた病気、がん
体だけの病気ではない。
それを体だけを観る
西洋医学だけをもってすると無理がある。
それで人間の階層の病気には
人間の階層を持ってこなくてはいけない。
それがホリスティック医学。
ビッグバンの向こう
虚空を思って養生を果たして行く。
死後しばらくすると
誰もが何ともいえない
良い顔になってくる。
虚空というふるさとに帰る
安堵の表情なのだろうと思っている。
モンゴルの大草原に寝転ぶと
草のタケが丁度顔を隠すくらいで
その中から紺碧の青空を見上げると
虚空を感じる。
虚空から生まれ、活かされ
死ねばそこに必ずや帰って行く。
この世に送り出してくれたご先祖様のご恩を思いながら生きる。
それが養生の要諦だと思う。
詳しくは番組を聞いてみてくださいね。
3/10 9:15~ (再放送 3/13 9:15~)
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