「白川太郎の実践!治るをあきらめない!」4/10
4/10の放送は「喘息の遺伝子研究を始めた道筋」
喘息の遺伝子の研究を始めるにあたって、
昼は大阪大学で働き、
夜は兵庫医大で遺伝子実験のやり方を勉強した。
約半年間かけて遺伝子を研究するにはどうしたらいいか
手取り足取り教えてもらった。
これは後々のイギリスでの留学時に大変役に立った。
そして、オックスフォードの研究グループが言っている事が本当かどうか
実験をして確認するサンプルが必要となった。
当時は遺伝子といえば遺伝病の検査をされると思、
もし、何かが見つかれば家族中が村八分にされかねないと
なかなか、研究に参加してくれる人はいなかった。
当時尼崎の公害で喘息患者の会があり、
白川先生はそこの患者さんたちのケアや支援に取り組んできていたので
説明をしたところ、
説明は難しくてよくわからないが
これまで親身に面倒をみてくれていた白川先生を信頼し
検査をやってもいいよと183人もの人がが申し出てくれた。
そこで、大家族構成の人、4人を選び研究に協力して頂く事になり
全国のあちこちに移り住んでいる家族全員の血液を集めて実験を行った。
すると、4家族とも全員、
オックスフォードの研究と全く同じ11番の染色体の同じ部分に遺伝子があるという可能性がわかった。
すぐに、その実験データーをつけてオックスフォードのジュリアン教授に送ったところ
大変喜ばれた。
世界で初めて我々の論文のデーターを追試してくれた。とっても嬉しい。
我々が必要としている技術も白川先生が持っているということもわかった。
なので、一緒に研究する許可を出すので
いつでもこちらに来ていいと言われ、
1991年3月15日、
イギリス、ロンドンのヒースロー空港に降り立った。
30歳くらいの時だった。
詳しくは番組を聞いて下さい。
4/10 9:50~ (再放送 4/11 9:15~ )
PCではこちら、http://842fm.west-tokyo.co.jp/
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