「白川太郎の、実践!治るをあきらめない!」7/24放送内容「アトピー性皮膚炎。副交感神経優位で発症ってホント?」
7/24の放送は「アトピー性皮膚炎。副交感神経優位で発症ってホント?」
アレルギー疾患は副交感神経優位の人が起こすと聞いた。
ただ、アトピー性皮膚炎の人が
リラックス神経の副交感神経優位でのんびりしている人のようには到底見えない。
逆に緊張状態過ぎるような気がする。
どういうことなのか?
アレルギー疾患の一つ、喘息は
気管が狭くなって発作が起きている。
発作を止めるには交感神経を優位にして気管を広げる。
一般的な疾患の場合と逆方向。
交感神経は生き延びるための神経。
生存の恐怖を感じて必死に逃げる場合、
心拍数を上げて呼吸数を上げ、気管を広げ
酸素を沢山取り込んで心臓を助けるように出来ている。
その一方、副交感神経は逆の働きをする。
気管を狭め呼吸数を下げる。
休んでいる間(夜眠っている時)は無駄なエネルギーを使わないように出来ている。
つまり喘息の治療には
交感神経を優位にする薬を使う事になる。
皮膚の場合は
交感神経優位の時は汗腺を刺激し汗をどっと出す。
副交感神経の時は皮膚の機能は低下する。
冬寒い時期に急に温かくすると痒くなる。
一方
温かい所から急に寒い所へ出ると蕁麻疹のようなものが出たりする。
これらはアレルギー反応とは違う物。
副交感神経の過敏反応による物で
ヒスタミンが出てきて
アトピー性皮膚炎と似たような症状が出ているだけ。
このような時にはアレルギー抗原を調べてもIgeは低い。
痒がる人の中にこのようなケースは10~20%くらいいるようだ。
治療としては乗り物酔い止めのような副交感神経の働きをゆるくするものを使う。
痒みが治まる事が多々ある。
アトピー性皮膚炎の人がよく夜寝るときになって
布団の中で痒がるケースはなぜ?
皮膚に菌がついていると、
アトピーの人はバリアがないので、
すぐに皮膚の深部まで菌が入り、
その状態で布団で温まり血流が良くなると
痒み物質が体中に拡がり、痒がる事になる。
副交感神経で起きる痒みとメカニズムは違っている。
詳しくは番組を聞いて下さいね。
7/24 9:50~ (再放送 7/25 9:15~ )
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