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2017年3月3日(金)第3回放送 介護とお笑い大冒険~人生ときめく介護の魔法~

2017年3月3日(金)第3回放送 介護とお笑い大冒険~人生ときめく介護の魔法~

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2017年3月3日(金)第3回放送 介護とお笑い大冒険~人生ときめく介護の魔法~

こんにちわ!「介護とお笑い大冒険~人生ときめく介護の魔法~」
アシスタントパーソナリティーの小山千春です!!

皆様は楽しみながら介護をされていらっしゃいますか?
この番組は、毎月第一金曜日の午後12時15分からの30分間、
介護職員による介護職員のための人材紹介会社、
日本みらいケアがお送りする、
"介護を楽しむための笑顔と笑いをお届けする"情報番組です。

第3回となる今回のテーマは「家族の介護(もしかして、うちも?)」
進行は日本みらいケアの新井田さん、そして今回もチヨちゃんにお越し頂き
ゲストに介護職員のみさきかなさんとケアマネージャーの五郎さんを
お招きしてお届けしました!

番組前半は介護職員のみさきかなさんに、実際ご自身で経験された
家族の介護についてのお話を伺いました。

始まりはかなさんが中学生の頃、お母様の行動に
疑問をもたれたことがきっかけだったそうです。
深夜に徘徊したり、毎朝出すごみを毎日持って帰ってきたりと
日に日になんだかおかしいなと思うような行動をとることに疑問を覚えたかなさん。
ですが当時まだ学生だったこともあり一人ではどうすることもできず
苦しい日々を過ごされたといいます。
その後お母様をなんとかして自分の力で助けられないかと
介護ヘルパーの資格を取り介護の仕事を始めることになったそうですが
お仕事を始めてみて改めて家族のことは専門家の方に任せるしかない
ということを実感されたそうです。

番組後半はケアマネージャーの五郎さんにお話しを伺いました。

かなさんのように、おかしいな、あるいは行動などが変だなと感じた時
でもどうしたらよいかわからないという方のために、専門家の視点から
もしかして?と思う行動やきっかけとなる目安についての8項目を教えて頂きました。

《もしかして?と思ったときの目安》
1、深夜に徘徊したり、出したごみを集めてくる 
2、尿意・便意を認識できず、トイレに間に合わないことが増えた 
3、排便後の後始末がうまくいかず、下着をよごしてしまうことが増えた 
4、ひどい物忘れがある 
5、意志の伝達がスムーズにできない 
6、同じものを買いこんでくる 
7、物がなくなったということが多い 
8、何日もお風呂にはいらない
などが一時的ではなく、繰り返されるときは相談するタイミングとなります。
少しでも変だと思ったら、すぐに相談にいきましょう。
声を上げることが大切なので遠慮せずに行動に移すことがポイントです。

かなさんはご自身が家族の「介護」をしていたという自覚はなかったそうで
ある時に周りの方に指摘されて「私って家族の介護をしていたのか」と気づかれたようです。
介護は実は身近な問題。
でも誰に相談していいのかわからないので一人で思い悩んでしまいがち。
この8項目に家族や周りの方が思い当たったらどこに相談に行けばいいのか
五朗さんに伺いました。

Q.介護に関する相談は?
A.自宅で生活している方の場合、まずはかかりつけ医に相談して
認知症専門の医療機関で早期診断や治療をしてもらいましょう。
認知症のような症状が出ても、治る病気や一時的な場合があったり
認知症のタイプによってそれぞれ適切な治療、ケアが異なります。
また早期ほど進行を遅らせることができるといわれています。
その他に、地域包括支援センターに相談することも一つの方法です。
「本人が病院へ行きたがらない」という相談や、介護保険だけでなく
権利擁護の相談も出来ますし、本人が独居の場合近所の方が相談しても大丈夫です。

【地域包括支援センター】とは
地域の高齢者のための総合相談窓口(ワンストップ)
西東京市には8か所あり、お住まいの住所によって担当が決まっています
(詳しいお問い合わせは市役所へ)
・業務内容
総合相談、介護予防(要介護状態になることを予防する)
権利擁護(高齢者虐待防止、成年後見制度の利用促進、消費者被害防止)
地域のネットワークづくり
・保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員によるチームアプローチ
・社会資源との連携(介護事業者、医療機関、警察・消防、民生委員
地域住民(自治会・町内会)、ボランティアなど)

もし本人が病院や相談所に行くのを拒否した場合は、
「健康相談にいきましょう」
「かかりつけの先生がひさしぶりに顔がみたいって言ってたよ」
「お母さんが心配だから病院で診てもらいましょう」などど声をかけてみてください、とチヨちゃんから実際の対処するときの
アドバイスも教えて頂きました。
「私が病院に行きたいから、付き合って」とお願いしてみたり
町内会の会長さんや学校の先生だった方に相談して
その方から声をかけてもらうと有効な時もあるようです。
どうしても駄目な時は『包括』や『市役所の窓口に相談する』という選択肢もあります。
それでも駄目な時は『訪問介護事業所』に相談してみてください。
訪問介護事業所は最初の担当窓口ではないですが
介護のプロがいるので相談にのってくれるかもしれません。

一軒目が駄目でも、二軒目三軒目と行ってみることが大事。
介護者の中には面倒見の良い方が多いので諦めずに投げ出さずに
声を上げてチャレンジしてみてください。
大切なのは声をあげること。
声をあげなければ自分で抱え込むことになります。
一人で悩まず助けを求めることが大事です、とチヨちゃん、
そしてケアマネージャーの五朗さんの力強い呼びかけに
かなさんも深く頷かれていました。

株式会社日本みらいケア、また番組に関するお問合せは、nihon.miraicare@gmail.com
までどんどんお寄せください。

番組へのご意見・ご感想、また実際の介護スタッフさんに
聞いてみたい質問なども気軽にお送りください!

それではまた次回☆☆