「西東京歯科医師会 先生のいろいろな話」 16年11月24日 第8回の放送は奥村隼人先生のご出演です!
「西東京歯科医師会 先生のいろいろな話」 16年11月24日 第8回放送
みなさんは"歯の健康"大事に思って生活していますか?
毎月第4木曜日、西東京市歯科医師会のさまざまな先生に
月がわりでご出演いただき、私たちにとって大事な
"歯の健康"に関する 様々な話題をここFM西東京からお届けします!
第8回目の放送は西東京市歯科医師会の
奥村隼人先生にご出演いただきました!
奥村先生の泉台歯科医院は東京都西東京市泉町6-1-3、
保谷駅,ひばりが丘駅の中間あたりにあり徒歩で15~20分くらいです。
目の前に保谷高校のテニスコートがあり,
部活動などで学生の声が聞こえる場所。
閑静な住宅街の一角で赤い瓦の建物で看板が目印になっています。
院内は患者さんができるだけリラックスして
歯科治療がうけられるよう診療台,
窓のブラインドの色をそれぞれオレンジ,ピンク色にしているそうですよ♪
大学院での研究は、放射線の治療。
口の中が乾く症状を薬でいかに軽減させるかを研究されていました。
(全体が口内炎になり赤くはれ上がってしまう口腔乾燥症という症状です。)
だんだん移っていく病気なので早期発見、早期治療がとても大事。
この症状は口腔がんの治療後に起こるものなので、お酒の飲みすぎや
たばこのすいすぎにはくれぐれも注意してください、とのお話しでした。
お話しの前半は11月13日に保谷こもれびホールで開催された
7522、8020表彰式展から。
お笑いそしてパフォーマンス、コンサートなど様々なイベントがあり、
参加者の皆さんが非常に楽しんでいらっしゃいましたそうです。
その後は声楽コンサートがありとても良い雰囲気だったとの事。
高齢になっても歯を失わないためには虫歯、歯周病の予防が第一。
食事の際に出る口の中の酸をいかにして出すぎないようにするのか。
大事な事はやはり歯磨き。
そして糖分の多いものを頻繁に取り過ぎない事だそうです。
虫歯、歯周病になりやすい年齢は、乳歯と永久歯が一緒になっている
時期が一番だそうです。
歯が強くなるまでの期間でいかに虫歯を作らないか。
親の立場の方でしたら口の中をなるべくしっかり
見てあげてください、と仰っていました。
歯を強くするフッ素入りの歯磨き粉に関しては、
すこしづつ毎日使っていく事で歯は強くなるそう。
キシリトール入りのガムなどに関しては、取りすぎてもお腹が
緩むこともあるので一日何個まで、と守ってくださいとも仰っていました。
歯周病には国民の8割が感染しているといわれています。
10代の頃から予備軍の始まる方もいて、30代で増えてくる。
そして40歳以降は虫歯の数と逆転してどんどん増えてくるといわれています。
自分が歯周病かも知れないという自己診断に関しては、
口臭がつよくなってきたり、歯茎がはれぼったい。
噛みづらくなってきたのならば早く治療に行ったほうがよいとのお話しでした。
後半は先日、西東京市歯科医師会として参加された
西東京市民祭りについて。
会では午前と午後にアンケートを実施。
防災グッズ内に歯ブラシは入れていますか?というアンケートで、
結果は はい→420人 いいえ→1206人。
昨年"いいえ"で今年"はい"の方が60人増えているので
だんだん西東京市民の皆さんの意識は高まってきているようです♪
災害時は水をたくさん使う事ができないなか、
ブラシは一番歯の中の細菌をコントロールするのに良い手段です。
ぜひ皆様、非常時の際の防災グッズに歯ブラシを入れてください!
特に高齢の方、入れ歯を使っている方は、入れ歯自体が
細菌の温床になってしまう可能性が高いので特に入れておいて
くださいと仰っていました。口の中から細菌というのはどんどん
進入してきます。少しでも予防ができたほうがいいですよね!
永久歯の虫歯と歯周病の予防で、もっとも効果的な時期は
虫歯だと小学校就学の1,2年前から10歳代、
歯周病だと20歳代~30歳代。
もちろんそれ以外の方々も予防は大事です。
80歳で20本の歯を残すために、
皆様是非歯磨きはしっかり行いましょう!!