「白川太郎の実践!治るをあきらめない!」2/14放送内容 歓喜からどん底に。研究世界の試練で学ぶ
2/14の放送は「歓喜からどん底に。研究世界の試練で学ぶ」
重要な研究を発表をする中で世界の中で注目を集めるようになっていった。
喘息は重大な病気なので
その遺伝子を解明する研究や実験は
世界中で色々なグループが同じように続けていた。
当然のことながらライバル関係が生じてくる。
この研究の世界では
一番でテープを切るしか評価がされない分野なので
相手の研究よりも一歩でも早く結果を発表しないと
自分のところの研究はクズ同然となってしまう。
とても厳しい世界。
重要な遺伝子を一刻も早く見つけたい一心でデーターをとっていた。
ある時、九州大学のチームが同じテーマで研究をやっていたことがわかり
一緒にやらないかと持ちかけたところ
すぐにOKをもらい、
そこから九州とイギリスの往復を繰り返しながら
喘息を引き起こす仕組みの解明に日夜明け暮れた。
夜を徹して研究を重ね、
時には酒を酌み交わしながらとても楽しい経験だった。
結果をが出て、「サイエンス」もこれは出せるとOKが出て
一同は歓喜。
ところが次の日に他の権威ある科学誌「ニューイングランド」に
全く同じ論文が出ていることがわかり
突如サイエンスには載せられないこととなった。
そのどん底の中でではどうしたらいいか
必死に考えた末、
ある方法に気がつき
違う方法でまとめ
短い論文となってしまったが
「ネイチャー」に出す事が出来た。
この事で、本当に研究の世界は一日負けたら全てが終わりとわかった。
興奮と挫折を一気に味わった。
そして、人はどん底に落ちた時に
何をどうしたらいいかを考えられる余裕を持つ事が
どれだけ大切かという子とを学んだ。
チームのボスは
「タロウ、何をそんなに悲しんでいるのだ」と
にこにこしながら言葉をかけてくれた。
それが自分が踏みとどまれた理由だった。
人間の本当に素晴らしい力というのは
どん底の時にどれだけ力を発揮できるかどうかということ。
詳しくは番組を聞いて下さい。
2/14 9:50~ (再放送 2/15 9:15~ )
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