「帯津良一の達者で生きる」2/4放送内容 最近の出来事から
2/4の放送は、「最近の出来事から」
正月休みに自宅の水道管が壊れて
病院に寝泊りをしていた。
時間がある中で書庫に先ずは入ってみた。
万巻の書の中からパッと見て目に入ったものは
今井澄(きよし)氏の本。
東大の医学部で帯津先生より4~5才年下。
医療について記した書を読んでみた。
今井澄氏は全共闘の議長だった人で
その頃、既に帯津先生は医者として働いていて
本郷のキャンパスにはいなかったので
学生運動は目の当たりにはしていなかった。
が、しかし、火中にあったのは間違いない。
今井さんは話をしたいので人を集めてくれと時々医局にやって来た。
弁舌爽やかで話の筋も通っていて好感が持てた。
安田講堂の件で逮捕され服役し、
その後は長野の病院で院長をして医療改革に取り組んでいた。
参議院議員となり
医療のあり方について発言をしてくれていたが、
胃がんで62歳の生涯を終えている。
波乱万丈の人生であった。
東大闘争の前後の彼を知りたいと思い
長野の病院で院長だった時代に副院長をしていた
鎌田實の書「あきらめない」を読んでみると
今井氏の最後が実によく書かれていた。
今井氏の葬儀の時に
弔辞を読んだのが山本義隆。
山本は東大闘争全学共闘会議代表だった。
そこで山本の書「我が1960年代」を読んでみた。
彼は駿台予備校の講師となっている。
山本は本来であれば東大教授となったであろうが
予備校で教える身となった。
帯津先生は個人的好みからすると
予備校の生徒の方が
現役の大学生よりいい。
挫折を経験しているので優しさがある。
次に、柴田翔の「されど我らが日々」を読んだ。
共産党の軍事的な面の盛んだった頃の話。
帯津先生の時代は
柴田さんと今井さんの間の何もない時代で
希望に満ちた時代であった。
良い時代だったと、
これからを生きる上での再確認となった。
詳しくは番組を聞いてみてくださいね。
2/4 9:15~ (再放送 2/7 9:15~)
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