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「帯津良一の達者で生きる」 3/3放送内容 「佐藤初音さんを偲んで」

「帯津良一の達者で生きる」 3/3放送内容 「佐藤初音さんを偲んで」

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「帯津良一の達者で生きる」
3/3の放送は、「佐藤初音さんを偲んで」

青森のイスキヤの森を主催していた
佐藤初音さんが先日亡くなり想い出を語りたい。

初音さんを初めて知ったのは映画ガイアシンフォニーの第二番。
北の空の透き通った雰囲気の中白菜を洗っているシーンだった。

全国から悩みを抱えた人が
イスキヤに泊り、癒され、帰って行く。
誰もが受け入れて貰えるという雰囲気。

夕飯はさっとすませ、
風呂に入ったりした後、
今に集まりアルコールを飲みながら話す。

初音さんもちょこんと正座をしていた。

ルールもなく話し、
朝には朝食を食べて帰って行く。

目玉は初音さんの作るお結び。
非常に美味しい。
コツはよくわからない。

帯津病院でも患者さんに食べてもらったこともあった。

帯津先生と初音さんはどこかうまがあった。
毎年2月の上旬には川越で講演をし
懇親会には帯津先生と並んで酒を楽しんだ。

初音さんが90歳を迎えた時、
帯津先生の脳裏に一瞬、
初音さん衰えていないだろうかと不安がよぎったが
懇親会場に現れた初音さんは
スタスタと音も立てずリズミカルに歩き、
背中もしゃんとしていた。

「初音さん、凛として置いているな」そう帯津先生は安心した。

その後病を得て94歳で最期を迎えたのだが
半世紀の仕事ぶりを追った最後の著書の帯に
帯津先生が一筆寄せる事を頼まれた。

「老いてなお、凛として
 北の空にこだまする魂の記憶」

最後のところで深い付き合いが出来たようでほっとしている。

本当に94歳、立派な最期だった。
初音さん自身も悔いはないと思う。
向こうに行っても、また日本酒をいっぱいやりたい。

詳しくは番組を聞いてみてくださいね。

3/3 9:15~ (再放送 3/6 9:15~)
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