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「帯津良一の達者で生きる」 5/19放送内容 「養生訓:包丁(ほうてい)の話」

「帯津良一の達者で生きる」 5/19放送内容 「養生訓:包丁(ほうてい)の話」

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5/19の放送は、「養生訓:包丁(ほうてい)の話」

貝原益軒の養生訓から今回は
包丁(ほうてい)の話。

名調理師包丁(ほうてい)さんの牛の解体が見事というわけで
ある日王様の前で牛の解体を披露することとなった。

実に見事な包丁捌きに王は
技もここまで高めらるものかと賞賛した。

ところが包丁(ほうてい)さんは
「私は技とは思っていない、これは道だと思っている」

やり始めの頃は
訳もわからず夢中で切っていたが
長年やっていると隙間があることがわかってきて
やがて、隙間が大きく見えてくるようになった。

そうしたら、大きな隙間に薄い刃を入れるのだから
いとも簡単に切れるようになった。

王様は「我、養生の道を得たり」と。

空間は虚空に通じる。
心を豊かに広くして自然の理にそって生きればよいということ。

横山大観という画家が上記の話を
「游刃有余地(ゆうじんよちあり)」という絵に描いている。

王様が腰元を連れて来ていて
包丁(ほうてい)さんが包丁を持っているシーン。


横山大観は
「日本画は宇宙を描けなければ日本画ではない」としている。

体の中には幾つもの宇宙があると感じていて、
体の中の隙間が宇宙に続いてつながっている。

それを横山大観はどうしても描いてみようと思ったのではないか。

帯津先生も
人間の体の中には隙間があって
臓器と臓器、
細胞と細胞、
遺伝子と遺伝子を
それぞれつなぐ場となっていると感じている。

その空間を細かく分けていくと命の場になる。

詳しくは番組を聞いてみてくださいね。


5/19 9:15~ (再放送 5/22 9:15~)
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