「帯津良一の達者で生きる」2/26放送内容 先生自身ががんになったらどうする?
2/26の放送は、「先生自身ががんになったらどうする?」
二人に一人はがんになる時代。
長生きすればそれだけがんになりやすくなる。
江戸時代はがん年齢に達する前に亡くなる人が多かったが
今は80代まで生きるので、
医者だってがんになる。
駒込病院で食道がんの外科医として勤務していた40代の頃
集中治療室にいる術後の患者さんから質問をされた。
「これは、ひどい手術だ。体を切り刻まれて。
先生は、がんになったらこの手術受けるかね?」
「そりゃぁ、受けますよ。」ウソじゃなく応えた。
今は、がんになっての治療は千差万別色々あって、
一番可能性のある戦略を
しっかり見極めて立てるのがいい。
ただ、それは理想論で、
自分自身はその時になってみないとわからない。
毎日、今日が最期だと思って生きているわけだから
先を見通した戦略を立てるなどとは矛盾をしているし、
また、人間そのものが、矛盾した生き物だから、
そこも理解していく。
アンドリュー・ワイルズは
「最高の医療とは、最も侵襲(痛みや苦痛)の少ない方法で、
プラシーボ効果を最大限に上げる治療だ。」といっている。
それには医師と患者の関係性が大事で、
一体感があるほど、強い自然治癒力が生まれる。
出来れば手術はやらない方がよくて、
例えば、粒子線がん治療であればどこも切ることも無く治療が出来る。
今後はがんの戦略を立てる上で、
侵襲のない方法は広く行き渡って行くと考えられる。
詳しくは番組を聞いてみてくださいね。
2/26 9:15~ (再放送 3/1 9:15~)
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