「帯津良一の達者で生きる」6/18放送内容 年をとっての心得~悠悠自適もいいけど、働き続けるのもまた良し
6/18の放送は、「年をとっての心得~悠悠自適もいいけど、働き続けるのもまた良し」
とある人が、養生法を実践するための小冊子を作って
その監修をして欲しいと訪れた。
目を通すと、アンチエイジングという言葉が目に付いた。
アンチエイジングというのは好きではない。
年をとっていくという自然の流れに逆らっても
どっち道同じ事で仕方のないこと。
この世だけが自分の世界ではなく、
次の世界に展望を持って生きて行く方がいい。
アンチ=反対 というのは良い事ではない。
流れに従った方がいい。
年をとって行く事の惨めさについて
一つ一つ取り上げて反駁していった人に
キケロがいる。
キケロは「老年について」という書で
年をとるとどういう事で惨めさを感じるか書いている。
・公職を離れる。
・体力が落ちていく。
・楽しみが減る。
・死に近づく。
段々と年をとって行くのをネガティブに考えるのは良くない。
やはり、若々しく、免疫を上げていくのは
ときめき、喜び、歓喜である。
ベルクソンは、生命の躍動とは、内なる命の場が煮えたぎって外にあふれ出すことで
そこに、大いなる喜びを感じると言っている。
それは、ただの喜びではなく、創造クリエイションが伴う。
自己の力で自己を創造する、自己実現。
常に上を目指して終わりが無い。
老いてもしぼむものではなく、
自己実現を果たしていく。
夏目漱石は死んでも自分はある。
死んで初めて本来の自分に帰れるのだという。
だーっと、仕事をして、最後にバタンと倒れて死ぬ、
というのが夏目漱石の死生観。
帯津先生も、まっしぐらに働いて行くのが好きで
休日は嫌い。
どんどん働いて途中で倒れて死の世界に入っていくのが憧れ。
漱石の死生観を我が死生観として生きていく。
詳しくは番組を聞いてみてくださいね。
6/11 9:15~ (再放送 6/14 9:15~)
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