宇宙の起源まで時間をさかのぼる探検家
放送日:11月11日(水)17:30~17:40
パーソナリティ:堀部晨(タウン通信)/藤江亮介(多摩六都科学館)
ゲスト:関野吉晴(探検家/武蔵野美術大学教授)
北多摩地域のとれたてほくほくの情報を発信する番組「ほくほくタイムズ」。今回のゲストは、探検家の関野吉晴さんです。
10年の歳月をかけて、人類発祥の地アフリカから祖先の足取りをたどる旅をしていた関野さん。かつてテレビでシリーズ放送されていた「グレートジャーニー」は、そんな関野さんが自らの脚力と腕力を頼りに、壮大な冒険に挑む姿を追ったもの。資源の循環によって永続的な社会を実現する「持続可能性」も大きなテーマになっていました。
「伝統社会の人々を訪ねると、彼らのところからはほとんどゴミが出ないことに気付く。ものが循環している、昔も今も変わらずに。でも、我々の生活はそうした暮らしとは逆。資源をこれからどうしていくのか。それを考えるとき、彼らの歴史やシンプルな生活には多くのヒントがあると思うんです」
「持続可能性」をひとつのテーマとして、人類の歴史をさかのぼる冒険をしてきた関野さん。現在は、その延長にあるものとして、多摩地域の歴史とともにある玉川上水をフィールドに、宇宙の起源まで「時間をさかのぼる冒険をしている」そう。11月28日(土)には、武蔵野美術大学で教鞭を取る2人の物理学者を招いて、「宇宙を知ることによって何がわかるのか?〜市民にとって宇宙とはなにか〜」と題したシンポジウムを予定しています。キーワードに関心のある方は足を運んでみてください。
▼インフォメーション
市民と学生のためのシンポジウム
「宇宙を知ることによって何がわかるのか?~市民にとって宇宙とはなにか~」
【日 時】2015年11月28日(土) 19:00~21:00 (開場は18:30)
【会 場】小平市中央公民館ホール
【定 員】160名
【資料代】¥200
【パネリスト】
三浦 均(武蔵野美術大学 教授)
国立天文台、東京大学にて赤外線CCD観測装置の設計などに従事。理化学研究所基礎科学特別研究員として計算科学、コンピュータグラフィックスの分野を研究('97-'99年)。
宮原 ひろ子(武蔵野美術大学 准教授)
名古屋大学、東京大学、米航空宇宙局などで、太陽活動・太陽圏環境・宇宙線の長期変動の物理メカニズムを明らかにする研究に従事。その他、宇宙環境の変化が地球の気候に及ぼす影響についての研究にも従事。
【コーディネーター】
関野 吉晴(武蔵野美術大学 教授)
【主 催】「美と知と地―芸術と科学と地域の祭典・小平―」実行委員会
【協 力】多摩六都科学館
【申込み・問い合わせ】
E-mail:satoko.lee@gmail.com ※@は@(半角)に置き換え
TEL:042-347-0153
(実行委員会事務局 リー 宛)
【主催者より】
小平で「芸術と科学と地域」をテーマにした祭典を展開することをめざしています。
科学者、アーティスト、地域市民が協力して
「持続可能な社会を築いていくにはどうしたらいいのか」
を考えるヒントになる祭典にしたいと思っています。
その一環として、様々な分野の科学者をお呼びしてシンポジウム、対談、講座、ワークショップを企画していきます。
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※多摩六都科学館ウェブサイトより引用
文/根岸達朗(ライター)