『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 15年10月13日 第3回の放送は米川智司准教授です!
『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 第3回放送
田無駅から徒歩10分も掛からないところに
30ヘクタール以上の耕地や森林が拡がる東大生態調和農学機構。
ここでは食料生産の効率化だけでなく、
地球環境を改善し私たち人類の生存を持続させるための
研究が行われています。
先端研究・教育の施設で、かつ一般開放もされているこの機構について、
現場の先生方や職員の皆さんが登場してお話をしてくださいます。
第三回の放送は、米川智司准教授をお招きしました!
子どもの頃から機械、生き物好きだったという米川先生。
出身は、利根川と江戸川が分かれる千葉県の田舎だそうです。
米川先生の専門はトラクター、コンバインなどの農業機械の研究。
教養課程でいろいろな学問、農学部で作物、栽培、畜産、
農業経営などをジェネラルに学んだのが良かったとおっしゃっていました。
機械の研究は、省エネ、自動運転、ロボット化など、
いかに性能を良くするかということに力をいれてきたということ。
耕運機の土の動きの研究をされていることから、日本の土や海外の土、
それにあわせた機械の話などもしていただきました。
日本は粘土質が多くて、日本の田植え機を他の国に持って行っても、
水田の水の深さが深いので日本の物がそのまま使えないなど
けっして簡単ではないそうです。
機械をこちらで研究するより、現地に合わせた機械を作る事が出来るように
人材を育てる方が良いのだそうですよ。
リクエスト曲は
Coldplay - Viva La Vida~美しき生命~
この歌の詩の内容が意味が深くて良いというお話しでした。
現在、農場博物館の運営、調査を担当している米川先生。
ホームページも先生がまとめたそうです。
農場博物館には
200点くらいの器具など、日本ではここでしか見られないものや
駒場農学校の収集した標本、農業機械や絵図が納められています。
農場博物館の建物そのものも歴史的建造物なんですよ。
農場にはピクニック気分でもいいけれど、
学習の場としても来てほしいとのこと。
冬至のころには、稲わらから注連飾りを作るイベントが
あるからどうぞいらしてくださいというお話しでした。
(こちらが農場博物館のホームページになります。
http://www.isas.a.u-tokyo.ac.jp/museum/)