『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 16年4月12日 第9回の放送は高田大輔助教です!
『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 第9回放送
田無駅から徒歩10分も掛からないところに
30ヘクタール以上の耕地や森林が拡がる東大生態調和農学機構。
ここでは食料生産の効率化だけでなく、
地球環境を改善し私たち人類の生存を持続させるための
研究が行われています。
先端研究・教育の施設で、かつ一般開放もされているこの機構について、
現場の先生方や職員の皆さんが登場してお話をしてくださいます。
第9回の放送は、高田大輔助教をお招きしました!
もともとは姫路城の城下町のサラリーマンの実家に生まれ育った高田先生。
子どもの頃から植物、動物が好きだったそうです。
とても大柄な高田先生。
岡山大学農学部の学生時代はアメフト部に所属し、
ラインの選手として頑張っていたそうですよ。
岡山といえばやはり"桃"。桃の栽培の試験をする研究室で
研究や栽培にのめりこんでいたそうです。
東大農場にいらっしゃってからも引き続き、
果樹の栽培を専門とし、
桃やその他の果物がどうしたら美味しくなるのかという
研究に主に取り組んでいらっしゃいます。
果実のなる量を調整したり、
時にはわざと大きくならない実をつくってみたり、
という事もやっているそうですよ。
おいしい果実も見分け方なども教えていただきました!
震災があってからは福島県と協力して、果樹の木を丸ごと
ほりおこしてセシウムの量を測り、どこに一杯セシウムがあるのかを探る
といった調査も行っていらっしゃいます。
先生は岡山の桃と福島の桃、品種が違うので
どちらも抱き合わせて食べるととてもよいと仰っていました♪
海外から取り寄せたレアな果樹を栽培するのがご趣味という高田先生。
温度や水、条件をいろいろとそろえてもなかなか栽培が難しいようです。
趣味をやがて研究に活かしていければいいな、と思っているそうですよ。
東大農場、実は東京都内では最大有数の桃の生産地なんだそうです!
7月中の火曜日から金曜日、不定期になるのでいつとはいえないそうですが
朝、正門に"生産物販売中"ののぼりがたっていたら東大農場の桃を
手に入れるチャンスです!
今は桜もひと段落した東大農場。もうしばらくすると新芽が緑鮮やかに
なってくるそうですよ。楽しみですね~