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『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 16年10月11日 第15回の放送は柴田道夫機構長です!

『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 16年10月11日 第15回の放送は柴田道夫機構長です!

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『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から  第15回放送

田無駅から徒歩10分も掛からないところに
30ヘクタール以上の耕地や森林が拡がる東大生態調和農学機構。

ここでは食料生産の効率化だけでなく、
地球環境を改善し私たち人類の生存を持続させるための
研究が行われています。

先端研究・教育の施設で、かつ一般開放もされているこの機構について、
現場の先生方や職員の皆さんが登場してお話をしてくださいます。

第15回の放送は柴田道夫機構長をお招きしました!
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柴田先生は東京出身。都会育ちでありながら、小さい頃から自然が好きで
植物やムシが好きでこの道に進んだとのお話しでした。
実家の裏はお寺でいろんな木に集まってくる虫がいたそうです。
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いまから38年前に東京大学農学部を卒業し、
すぐに国立の農業試験研究機関にお勤めになりました。
大学では園芸学を専攻し、野菜の研究。
就職してからはずっと花の品種改良に関わる研究に携わってきたそうです。
研究成果として、スプレーギクやツバキで新しい品種をいくつか
育成したそうですよ♪名前はスプリングソング、ムーンライトだそうです♪
研究室の皆さんでかなり候補を出した中から名づけたそうです。

スプリングソングに関しては、
春に優しいものが沢山出てくるという願いを込めて作ったそうです。

葬儀用に沢山使われている菊。もともとはパーティーや
フラワーアレンジ、新しい用途を目指して広めていこう、という需要を
目指して作られたものなのだそうですよ。
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つばきとお茶の雑種を作ったこともあるそうです。
ただすごく難しくて、
100個かけて1個子どもが出来るかできないかだそうです。
柴田先生はすごく難しい研究で成果を上げられているんですね♪

リクエスト曲はJETSTREAMのテーマ音楽。
学生時代にいつも聞いていたそうです♪
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後半は東大農場のお話しへ。
実は今から40年ほど前に、先生は実習で東大農場に来ていたのです!
当時と今の町並みはすごく違っていると感じるそうですが、
ひとたび東大農場の中に入れば昔と同じ。
古い建物が沢山あり、使っていた学生寮もまだ昔のまま。
安心感を感じられていらっしゃるようですよ。
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東大農場からのお知らせとしては、
ただいま都市計画道路の工事の真っ最中。
来年8月まで普段の一般公開は中止をさせていただいております。
ただ、春の観桜会や観蓮会の際は公開しますのでそれを
楽しみにしていてください、とのお話しでした。

柴田先生は東大農場と弥生の農学部、園芸学研究室でも
研究されています。花の園芸学、より基礎的なこと
(花の色がどうして白くなるのか、というようなこと)を研究されています。
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昔と変わらず、品種改良も東大農場の学生さんたちと一緒に
取り組んでいます。年々ブラッシュアップしているので、
田無出身の新しい品種の花が生まれるかもしれません!
との事ですので、生まれた際はどんな名前になるのでしょうかね☆
今から楽しみですね♪

「東大生態調和農学機構は、この数年で大きく様変わりしていきますが
今までどおり皆さんに楽しんでいただきたいと思います。
これからまたブラッシュアップした機構を、楽しみにしていただきたい
と思います。」

素敵なメッセージを最後に頂きました♪
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タグ:食・農・森  東大農場 東大生態調和農学機構 柴田道夫