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『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 16年11月8日 第16回の放送は深野祐也助教です!

『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 16年11月8日 第16回の放送は深野祐也助教です!

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『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から  第16回放送

田無駅から徒歩10分も掛からないところに
30ヘクタール以上の耕地や森林が拡がる東大生態調和農学機構

ここでは食料生産の効率化だけでなく、
地球環境を改善し私たち人類の生存を持続させるための
研究が行われています。

先端研究・教育の施設で、かつ一般開放もされているこの機構について、
現場の先生方や職員の皆さんが登場してお話をしてくださいます。

第16回の放送は深野祐也助教をお招きしました!
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深野先生の出身は福岡県。
今31歳、東大農場の先生の中で一番お若い先生になります☆
好きな食べ物はやりイカ。福岡では素潜りもやられていて
昔は20mくらいはもぐられていたそう。魚をさばくのも得意だそうですよ♪
東京農工大学を卒業後、九州大学大学院に進学博士号取得。
東京農工大学で2年間研究員として働いたのち、
今年の5月に生態調和農学機構に着任されました。
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専門は、進化生態学・植物生態学。
"進化"に興味があって、
野外で実際に起きている急速な進化を目にしたいと思い、
学生時代は、北米からやってきた外来生物
(ブタクサ・オオブタクサ・ブタクサハムシの3種)が、
日本という新しい環境で、どのように素早く進化しているかを研究していたそうです。
本来すんでいた環境からちがう環境に適応することによって、
外来種のほうがすばやく進化する必要があるだろう、と考えたそうですよ。
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深野先生の最近の研究は、
植物はまわりの植物をどういう風に認識しているのか。
特に、つる植物が巻きつくときに
その相手をどうやって認識しているのかを研究しています。
つる植物になって考えると、これだけは巻きつきたくないものはあるだろう、
自分や同種の葉っぱにまきついてしまうと上に登れなくなってしまう・・・
そう考えた事がきっかけだそうです。
主にヤブガラシを研究対象とされていらっしゃいますが、
その他のつる植物でも同じような現象はみられるそうですよ。
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半年後にはまきつきの認識について何が原因かを発表できるということ!
将来的にはつる植物を思うとおりに巻きつかせたり、
巻きつかせないようにコントロールする事も
できるかもしれないというお話しでした。

学生時代には外来種の研究のため、
何度もアメリカを大陸横断していた深野先生。
天敵のための防御力を比較すると、
やはり日本のブタクサは天敵に対する耐性が衰えていたそうです。
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後半は学生時代に研究していた、
ブタクサとオオブタクサ、ブタクサハムシのお話しへ。
ブタクサは花粉症の原因としてよく聞きますよね。

ブタクサは100年くらい前に日本に入ってきて
ずっと天敵がいませんでしたが、20年位前にブタクサだけを
食べるブタクサハムシが入ってきて沢山ブタクサを食べた。
その影響で現在ブタクサは一時期に比べるとあまり多くはなくなっているそうです。

もともと日本にはいなかった沢山の外来種。
人間の活動、穀物の飼料の中にまじったり、
貿易活動のなかで移動してくる事が多いようです。

このまま行くと生物の多様性がなくなってしまうので
世界中で外来種の拡散を防ごうという試みがなされています。
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いろいろな謎が多い昆虫や植物の世界。
研究は本当に楽しいそうですよ。
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現在はキャンパス整備のため一般の方の立ち入りが制限されている
東大農場。来年の夏にはまた公開される予定です。

その際は、ぜひお越し下さいとメッセージをいただきました!

タグ:食・農・森  東大農場 東大生態調和農学機構 深野祐也