『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 16年12月13日 第17回の放送は臼井真由美技術職員です!
『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 第17回放送
田無駅から徒歩10分も掛からないところに
30ヘクタール以上の耕地や森林が拡がる東大生態調和農学機構。
ここでは食料生産の効率化だけでなく、
地球環境を改善し私たち人類の生存を持続させるための
研究が行われています。
先端研究・教育の施設で、かつ一般開放もされているこの機構について、
現場の先生方や職員の皆さんが登場してお話をしてくださいます。
第17回の放送は臼井真由美技術職員をお招きしました!
臼井さんは東京生まれ。一度、群馬県に住んだことはあるけれども、
ほとんど東京で育ったそうです。現在の家の周りは自然が沢山あるそう♪
環境問題を解決したくて東京農工大学に入り、
地球温暖化、廃棄物、農村社会の問題などを広く学んだそう。
学生時代に耕作放棄地を小麦を育てて、都市農村交流会を
やったのが良い思い出だと仰っていました。
4年生で卒業してすぐに生態調和農学機構に就職。
現在5年目になるそうです。
環境問題に興味を持ったきっかけは、京都議定書の話題をテレビで見たこと。
中学生か高校生のときだったとのお話しでした。
当時は甘いものが好きで、パティシエを目指していたのが、
(今でも作るのは大好きだそうです☆)
地球温暖化などが深刻であるということを知り、どっちをやろうか真剣に
悩んだそうです。
最終的に地球の問題を解決したほうが多くの人が幸せだろうと考え、
環境問題を解決する方向に進む決心をし、出来ることを考えた結果
農工大学の地域生態システム学科に入学、
現在は東大農場で働いていらっしゃいます。
もともとは環境省に入って、自然保護官(レンジャー)
になりたいとおもっていたそう。学生時代にいろいろな人と出会った
事で、人を変えられるようになっていかないと環境問題を解決
できない、と考えた結果、縁があって東大農場で勤務されています。
担当の東大農場での担当は野菜。学生実習で野菜の育て方を学生に教えたり、
先生方の研究の補助をしたり、日々畑を管理したりされています。
学生達と歳もそんなに離れていないので楽しい、と仰っていました。
野菜は主に実習の教材となるもの。
トマト、ダイコン、ジャガイモ、サツマイモ、レタスなどを
学生が管理できる分だけ作付して、あとは個人的な
栽培技術を向上させるために新しい品種を試作してみたり、
イベントで使う野菜を育てたりもするそうです。
最近出来た植物工場で(温度、湿度を調整できる、LEDの光で
植物をそだてる最新の施設)野菜を育てたりもしているそうですよ。
東大農場に入って5年が経ち、
やっと半人前くらいにもなっていないかな??と言っていた臼井さん。
今後の夢として環境問題のことを考えていきたい、
農場の中でも新しい技術を学生と一緒に学んでいきたい
と仰っていました。
大きな夢をもって、経験も着々と重ねている臼井さん。
今後の彼女の活躍に期待したいですね!