『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 15年9月8日 第2回の放送は嶋田透機構長です!
『食・農・森』(食べる・作る・育む)~東大生態調和農学機構から 第2回放送
田無駅から徒歩10分も掛からないところに
30ヘクタール以上の耕地や森林が拡がる東大生態調和農学機構。
ここでは食料生産の効率化だけでなく、
地球環境を改善し私たち人類の生存を持続させるための研究が
行われています。
先端研究・教育の施設で、かつ一般開放もされているこの機構について、
現場の先生方や職員の皆さんが登場してお話をしてくださいます。
第二回の放送は、嶋田透機構長をお招きしました!
東京生まれ東京育ち。
学生時代は自転車で富士街道を通って東大農場へ通っていたそうです。
農学は面白い、何よりも人が関わっているという嶋田先生。
蚕の遺伝子の研究を中心テーマとされています。
成虫になると一切食べない、幼虫の時に栄養をためていて、
それも桑しか食べないという蚕。
他の昆虫も何か一つの植物しか食べないので、
その仕組みを研究しているそうです。
(実際に生きている蚕をスタジオに持ってきて見せてくださいました。)
リクエスト曲は、
歌詞に桑の実が出て来るので「赤とんぼ」を選んでいただきました。
なんでも、蚕の白いのは乳酸のためで、これを研究する事で
人間を含めた他の生物の病気などの研究につながるそうですよ。
今後キャンパスに横断道路が出来て新しいキャンパスになりますが
南側のキャンパスでは、市民の方たちと連携して新しい
オープンサイエンスを進めていきたいという嶋田機構長。
ぜひ、フィールドの素晴らしさを感じ、季節の移ろい、
季節の雲などを見に来てくださいとのお話しでした。